シャンプー中に起こる抜け毛について
★シャンプー中に起きる抜け毛!薄毛との関係性は
シャンプー中に抜け毛があるからと言って、必ずしも薄毛と関係があるとは限りません。
毛髪には自然に抜けて生え変わるタイミングがあるため、正常なタイミングで抜けている分には全く問題がないからです。
体中の毛は毛周期で生え変わっていて、それは頭髪も同様です。
毛周期のうち休止期に入った毛は毛根が縮まり自然に抜け落ちるのですが、
シャンプーをしているときは、頭皮にも毛髪にも力がかかります。
そのため、毛が抜け落ちるタイミングとして最も多いのがシャンプーをしているときなのです。
ですから、抜け落ちる時期の毛がシャンプー中に抜けている分には薄毛とは関係がないと言えます。
正常なタイミングで抜け落ちる毛の量は個人差がありますが、1日に大体25本~50本程度と言われています。
そのうち7割程度がシャンプー中に抜け落ちると言われているため、
シャンプー中の抜け毛は35本~70本程度であれば問題ないと言えます。
ただし、25本と50本とでは2倍の差ですから、急激に抜け毛が増えて50本程度になったのであれば、
異常を疑って対策をとってみてもよいかもしれません。
対策せずに悪化させるよりは対策をしておいたほうが安心です。
★抜け毛を抑えるシャンプーの選び方
シャンプーには石油由来の界面活性剤を洗浄成分として配合している高級アルコール系シャンプー
または石油系シャンプーと呼ばれるタイプと、石鹸成分を洗浄成分として配合している石鹸系シャンプー、
アミノ酸が洗浄成分として使われているアミノ酸系シャンプーの3つがあります。
これらは、主に洗浄成分の違いからシャンプー自体の性質も大きく違います。
ですから、抜け毛が気になるときのシャンプーの選び方も、洗浄成分に注目するのがおすすめです。
高級アルコールシャンプー(石油シャンプー)に使われている界面活性剤は合成洗剤などに使われているのとほぼ同じで、
強い洗浄力と泡立ちの良さが特徴です。
洗浄力が強すぎるために皮脂を余分に取り除いてしまったり、泡立ちがよすぎてすすぎ切れなかったりして、
頭皮の湿疹や皮脂の過剰分泌の原因になりやすいのが欠点です。
石鹸系シャンプーは、洗浄成分がアルカリ性のため、弱酸性が理想の髪や頭皮を弱アルカリ性に傾けてしまう点が欠点です。
これらに対して、アミノ酸系シャンプーは、泡立ちが少なく、洗浄力が弱いという欠点がありますが、
髪や頭皮と同じアミノ酸が洗浄成分のため、トラブルが起こりにくいのが魅力です。
抜け毛が気になるときのシャンプーの選び方としては、アミノ酸系シャンプーを中心に選ぶのがおすすめです。